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新刊著書藤木美奈子 新刊著書

自分を活かすコミュニケーション力-感性のコミュニケーションと説得のコミュニケーション-

自分を活かすコミュニケーション力-感性のコミュニケーションと説得のコミュニケーション-藤木美奈子 自分を活かすコミュニケーション力

荒木晶子・藤木美奈子 著

実教出版 2011年11月 1,680円 ISBN:978-4-407-32244-6

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コミュニケーションの理論と実践がこの一冊で分かるコミュニケーションの入門書。社会が多様化、複雑化する中で、コミュニケーション能力がますます求められている一方、多くの人が、人とのコミュニケーションに苦手意識を抱えています。なぜ日本人は話すのが苦手なのか? 日本人に特徴的なコミュニケーションスタイルとは? 論理的に話すためには何が必要か? コミュニケーションのしくみと表現技術を分かりやすく解説していきます。自分を活かすことのできるコミュニケーション能力を身に付け、豊かな人間関係を築いていきましょう。

自己表現は、自己実現への第一歩 〜話し方を学んで、あなたという名の大輪の花を咲かせましょう〜

私たちは日々の生活の中で ことばを用いて自分自身の気持ちや感情を表現しています。 では、ことばで自分を表現したい、 自分を知ってほしいと思う気持ちの源泉は何でしょうか。 自己表現は何のために行うのでしょうか。 その最終的な目標とは一体何でしょうか。

自己表現とは、 その人の良さを最大限発揮していくことであり、 自己実現に向けて行われるべきものです。

今、あなたが何かのメッセージを発信したり、 言語行動を起こそうとしていたりするとしたら、 どんなに小さなことであっても、 それは、未来のなりたい自分に向けての行為であるべきです。 それを意識して自己表現を行うのと、 ただ漠然と話すのとでは、大きな違いを生みます。

あなたがこれまで「話す」ことに無頓着だったり、 人前で話すことへの苦手意識を放置したりしてきたのは、 「話す」力を磨くことにどういう意味があるのかが 分からなかったからではないでしょうか。

「話す」力は、自分らしく生きる力です。

人間はことばを操れる動物です。 ことばを使って自分を表現することは、 その人の考えや感情を最も端的に表すことができます。 ことばをもっと有効に使いこなしていければ、 自己表現の領域がぐっと広がります。 自分を自由に語れるということは、 自分の心を解放することでもあります。

最初からうまく話そうとする必要はありません。 これまで話すことについて教わってきていないのですから、 話し方が分からないのは当然です。 だからこそ、話し方を学ぶことで、 今まで隠されていた自分の潜在能力が、 一気に開花する可能性があるのです。

同時に、話しことばによる自己表現のありようには、 その人の生き様が反映されます。 その人のものの捉え方、生き方、心の癖までもが、 話し方や表現の仕方に滲み出てしまうのです。

自分の話し方を点検することで、 自分という人間の断面が見えてきます。 そこから、自分が知らなかったもう一人の自分と出会い、 自己観察、自己理解が進みます。 自己表現の現場に表れた自分の姿と真っ向から向き合い、 なりたい自分のイメージに合うようそれを改善していけば、 話し方が変わってきます。 話し方が変わるということは、 その人の生き方が変わることを意味します。

あなたが、自己表現の場において、 あなたの持ちうる力を惜しみなく発揮していれば、 あなたという名の最高の花を咲かせることが出来ます。

うまい話し手である必要はありません。 あなたらしく自分を開花できればいいのです。 そのとき、あなたという個性が最大限生かされ、 自分という人間の真価を発揮できることでしょう。 そして、そんな一瞬一瞬の積み重ねが、 未来の最高のあなたを形成していくのです。

ことばによる自己表現は、 自分らしさの自己発現であり、 なりたい自分を実現するためのプロセスです。 世界でたったひとつのあなたという大輪の花を 見事に咲かせるために行われていく行為なのです。

そんな意識で、 「話す」という行為を見直してみませんか? きっと、たくさんの気付きと共に、 大いなる自分の可能性を感じられることでしょう。